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赤ちゃん返り-解説-

赤ちゃん返りって開く

 おむつもはずれて、食事も大人とほとんど同じものが食べられるようになっていたのに、弟・妹が生まれたとたんにほ乳瓶でミルクを飲みたがったり、おもらしをしたりするのは、赤ちゃん返りと呼ばれる「逆戻り」です。
 その子を取り巻く環境に変化が起こると赤ちゃん返りが起こると言われています。たとえば卒乳やトイレトレーニングなど原因はたくさん。中には、赤ちゃんをつねったり、お友達に乱暴をするなど、ちょっと攻撃的になる子供もいます。親にべったりくっついて離れなくなることもあります。

誰にでもあるの?開く

 赤ちゃん返りは誰にでもあるわけではありませんし、程度もさまざまですが、3~5歳頃の子供に多くみられます。赤ちゃん返りだけでなく、チックや指しゃぶりなどのクセが現れることもあります。
 赤ちゃんのような存在に戻って親の愛情を確認することで不安をなくそうとします。成長過程で起こるものであり、また、赤ちゃん返りがないからといって心配することもありません。
 子供にすれば、赤ちゃんが新しく家族に加わることで、それまでの親子関係が微妙に変わりますので、「ママをとられたのでは?」と戸惑いを感じているのでしょう。いつも抱っこされたり、お世話されている赤ちゃんがうらやましいのかもしれません。

赤ちゃん返りが起きたら開く

 赤ちゃん返りが続く期間は子供によります。
 赤ちゃん返りは「ママ、かまってほしい!」との子供からのサインですから、お子さんのことが大好きだということを、肌で感じさせられるような工夫をしてみましょう。親御さんが上のお子さんに微笑みかける、抱っこしてあげるだけでも、子供の気持ちはずいぶん違います。

一緒に赤ちゃんの世話を!開く

 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ!」と我慢させたり、「あっちへ行っていなさい」と赤ちゃんから遠ざけるのは得策ではありません。
 まず、赤ちゃんのお世話をしている時に、おむつを持ってきてもらうなどの簡単なお手伝いをさせたり、一緒にあやして赤ちゃんへの接し方を体験させたりしてみましょう。その時には、親から必ず「ありがとう」「上手にできたね」「赤ちゃんが喜んでいるよ」など、上のお子さんへの感謝を忘れずに。言葉かけはもちろん、ギュッと抱きしめるなど、スキンシップも大切です。
 赤ちゃんにちょっかいを出して危なっかしい時も、危険なこと、してはいけないことはきちんと言って聞かせることが必要ですが、その他のことでよくできた時には、少し大げさにほめてあげてください。
また、赤ちゃんが寝ている時には膝に乗せて本を読んであげたり、他の家族が赤ちゃんをみている間に、上のお子さんと公園に遊びに行ったりするなど、上のお子さんだけと過ごす時間を、少しでもとってあげてください。

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