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こども医療ガイドは、子供の病気や発熱・怪我、子育ての情報が簡単に見つかる、東京都管轄のWebサイトです。

麻しん[はしか]-解説-

基礎情報

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麻しん[はしか]ってなに?

 麻しんウイルスによる発疹の出る病気です。高熱が出てぐったりします。合併症が多く、気をつけなければいけない病気です。はしかとよく似た病名に3日はしかがありますが、これは風しんのことです。風しんよりはしかの方が症状は重くなります。

緊急度は?

 症状によって異なります。

かかりやすい月齢/年齢は?

 かかりやすいのは1歳前後です。

病気の特徴

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 潜伏期間は平均8~12日(7~18日)です。

はじめは風邪のような症状から

 最初は鼻水が出たり、せきをしたり、突然38℃前後の熱が出るなど、風邪のような症状から始まります。目やにが出たり、目が赤くなることもあります。いったん熱が下がることもありますが、再び熱が上がるのが特徴です。口の中のほほの内側にコプリック斑という白色の斑点(はんてん)が出ます。

高熱が続き子供はぐったりします。重症になることも

 風邪のような症状の3~5日後に、赤い発疹がまず耳の後ろや首、顔に現れます。その後、体から手足に出て2~3日で全身に広がっていきます。この頃が子供にとって一番つらい時期になります。
 重症になると肺炎や脳炎、中耳炎になることがあります。

発熱がおさまると徐々に回復

 発熱は1週間程度でおさまり、発疹のあとは茶色になって残りますが徐々に消えていきます。症状が出てから10日~2週間で治っていきます。

原因・予防法・治療法

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 麻しんウイルスの感染による病気です。感染方法は空気中のウイルスを吸い込むことによる空気感染やせき・くしゃみのしぶきによる飛沫感染(ひまつかんせん)です。

1歳の誕生日プレゼントに予防接種を

 麻しん[はしか]の予防には、予防接種を2回受けることが重要です。定期予防接種は生後12~24か月未満の間に1回と、小学校入学前の1年間に1回の計2回、麻しん・風疹しん混合ワクチンを接種します。1回目の接種は、1歳になったらできるだけ早く受けましょう。
 治療は、麻しんウイルスそのものではなく、症状に応じた治療になります。

対処法・家庭でのケア

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観察が大切です

<熱を測り、その他の全身の症状を正確に記録しましょう。>

 熱があるときは、朝・昼・夕方と1日3回測り、熱だけでなく、前回測定した時からの熱の上がり方[急に上がってきた、夕方~夜になると高熱が出る、など]にも注意してみましょう。
  • 体温の測り方・・・脇の下は汗がたまりやすいのでよく拭き、ななめ前下の方から、脇の下の中央に体温計の先端がくるようにはさみましょう。
  • 体調のよい時に熱を測り、お子さんの平熱を知っておきましょう。
  • 観察のポイントは、発疹の状態、体温、顔色、機嫌、おしっこの量・色、食欲などです。
    おしっこの量が少なく、色が濃いときには水分を多めにあげましょう。

こんな症状がみられたらすぐにお医者さんへ

  • 全身状態が悪くなったとき
  • 尿が濃くなったり量が減ったとき(水分を摂取しているにもかかわらず)
  • 呼吸が苦しそうなとき
  • 呼びかけても反応が弱いなど、異常にぼんやりしているとき
  • 首が硬直(こうちょく)して曲げにくいとき
  • 泣き止まないとき
  • 耳を痛がるとき

水分補給に気をつけます

     熱が高い時は脱水症状にならないよう、まめに水分を与えましょう。
     湯ざまし、麦茶、乳幼児用イオン飲料、経口補水液、うすめた果汁、野菜スープなど
     熱が高くて食欲がないときは、消化がよく喉ごしのよいやわらかいものにしましょう。お子さんの食べられるものを少しずつ与えます。
    (例)おかゆ、うどん、市販の離乳食の利用など
  • アイスクリーム、プリン、ゼリーなどを与えても大丈夫です。
  •  ○おかゆの作り方
  • 5分がゆは米1に対して水5~6の割合
  • 小さな土鍋を使うと簡単
  • レトルトを使うと簡単

安静を保ちましょう

 なるべく室内で静かに過ごすことが大切ですが、無理に寝かせなくても大丈夫です。
 体が楽になるまで抱っこしたり、添い寝をしたりして、お子さんが静かに休めるようにしてあげましょう。
 体の抵抗力が下がっていますので、症状があるときは、外で遊ばせることは避けましょう。

部屋の環境に気をつけましょう

 室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないようにしましょう。室温は秋から冬にかけては20℃前後、夏は26℃~28℃位が適温と言われていますが、基本的には大人が快適と感じる室温でよいのです。
 熱があるからと部屋を暖めすぎると室内が乾燥し、余計に辛くなることもあります。ときどき窓をあけ換気したり、ぬれタオルや洗濯物を部屋にかけて湿度を保つなど注意しましょう。加湿器を使う場合は、水をこまめに換えて清潔にしないと雑菌を部屋中にばらまいてしまうことになります。
 また、まぶしがるときは部屋を暗くします。

衣類に気をつけましょう

 熱が高い時は、布団をかけすぎたり、厚着にしないように気をつけましょう。
 背中に手を入れて汗をかいていたら着せすぎです。家の中でも厚着をさせる必要はありません。機嫌がよければ、普段着ている枚数で大丈夫です。
 熱が出始めるときは寒気から始まることが多いので、顔色も悪く手足も冷たいときは多めに着せてあげるか、毛布かタオルケットを1枚増やしてあげましょう。
 熱が下がってきたら、1枚ずつ少なくしましょう。

清潔にしてあげましょう

 熱があり、せき・鼻水等症状がひどい時は、お風呂を控えましょう。お風呂は体力を消耗するため、症状が悪化することもあります。
 汗をかいたら蒸しタオルで体を拭いたり、こまめに着替えさせたりして気持ちよく寝かせてあげましょう。
 熱が下がり、機嫌がもどり、元気が出てくれば、シャワーを利用して体を清潔にしましょう。
 目やにがある時は、ガーゼでやさしくとってあげましょう。
 

電子レンジを使った蒸しタオルのつくり方・・・水で硬く絞ったタオルを耐熱用(たいねつよう)のジッパー付ビニール袋にいれ、1本1~2分加熱するとできあがります。

熱があるときでも無理に冷やすことはありません

 熱で、少しつらそうなら、気持ちがよいように冷やしてあげましょう。
 貼る冷却シートや氷まくらは、熱を下げる効果は期待できません。
 お子さんが嫌がらなければ額などに貼り付けて、冷たい感触で気持ちよくしてもかまいません。

保冷剤の小さいものや氷を2、3個ビニール袋に入れてしっかりと口を結び子供の靴下などに入れたもので、首すじや脇の下、足の付け根などにあててあげると熱が下がることもありますし、気持ちがよいです。

外出は十分休養をとってからにしましょう

 熱が下がったからといっても、まだ体の抵抗力は弱まっていますので、外出するのは避けましょう。
 完治するまで10日~2週間ほどかかることが多いようです。
 かなり体力を消耗しますので、なるべく室内で静かに過ごすことが大切です。
 学校保健安全法及び保育所における感染症対策ガイドラインにより、熱が下がって3日以上経過するまでは出席停止となります。登園・登校時に、治癒証明書等の提出が必要になる場合が多いので、保育園や学校等に確認し、かかりつけ医に相談しましょう。

外来受診時の観察ポイント

 以下の点に注意をして、お医者さんに伝えましょう。メモをしていくとよいでしょう。
 母子健康手帳も忘れずに。
  • いつからの発熱か、その後の熱の経過は
  • 症状は[機嫌、せき、鼻水、便の状態、嘔吐(おうと)、発疹]
  • 何か薬を使ったか[いつ、何を]、お薬手帳があれば持参しましょう
  • 水分や食事はとれているのか?
  • 家族やお友達など周囲で流行している病気はないか

注意事項

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とても感染力が強い病気です

 感染力はとても強い(空気感染)ので、あらかじめお医者さんに電話をするか、お医者さんに行ったらすぐ「麻しん[はしか]かもしれない」と受付の人に伝えましょう。

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