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こども医療ガイドは、子供の病気や発熱・怪我、子育ての情報が簡単に見つかる、東京都管轄のWebサイトです。

マイコプラズマ肺炎-解説-

基礎情報

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マイコプラズマ肺炎ってなに?

 マイコプラズマという微生物の感染により起こる肺炎です。熱などの症状が出て、激しいせきが長く続きます。症状が重い場合には、入院治療が必要となります。

緊急度は?

 症状により異なります。呼吸が苦しそうなときはすみやかに小児科を受診しましょう。

かかりやすい月齢/年齢は?

 4~10歳に多く約80%は14歳以下にみられますが、成人にもみられます。

かかりやすい季節は?

 1年中みられますが、冬にやや多くなります。以前は4年ごとに大流行していましたが、平成12年以降は徐々に増加する状態が続いています。

病気の特徴

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病気の特徴

 マイコプラズマの飛沫感染(ひまつかんせん)[せき、くしゃみなど]でうつります。多くの人は気管支炎ですみ、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化します。潜伏期間は1~3週間です。
 熱が出て、体がだるくなり、激しくしつこいせきが出ます。痰はあまり出ません。症状が強い時期には、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘息(ぜんそく)のような苦しい呼吸をすることもあります。また、発疹、胃腸炎、肝炎、心筋炎、脳炎などのさまざまな合併症を生じることもあります。症状が重い場合には、入院治療が必要となります。
 熱などの症状がよくなった後も、せきだけが長く続く[3~4週間]ことがあります。

原因・予防法・治療法

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原因・予防法・治療法

 マイコプラズマという微生物の感染により起こる病気です。
 患者のせきやくしゃみなどにより感染します。患者との接触はできるだけ避けるようにして、手洗い、うがい、マスクなどで予防しましょう。
 マイコプラズマに効く抗生物質を使用します。
 食事・水分が取れない、呼吸が苦しいなどの重い症状があれば、入院治療が必要です。

対処法・家庭でのケア

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症状をよく観察することが大切です

 せきがひどいのが特徴です。熱を測り、その他の全身の症状を正確に観察しましょう。
 熱があるときは、朝・昼・夕方・夜と1日4回以上測り、熱がないだけでなく、前回測定した時からの熱の上がり方[急に上がってきた、夕方~夜になると高熱が出るなど]にも注意してみましょう。
  • 体温を測るときは、脇の下は汗がたまりやすいのでよく拭き、ななめ前下の方から、脇の下の中央に体温計の先端がくるようにはさみましょう。
  • 体調のよい時に熱を測り、お子さんの平熱を知っておきましょう。
  • 観察のポイントは、体温、せき、痰、呼吸、顔色、機嫌、鼻水、頭痛、関節痛、体のだるさ、嘔吐(おうと)、便の状態、おしっこの量・色、食欲などの全身の状態です。

こんな症状がみられたらすぐにお医者さんへ

 熱があり、激しいせきが続く場合は、マイコプラズマ肺炎の疑いがあります。日中の診療時間内に小児科を受診しましょう。ただし、呼吸がとても苦しそうなときは、時間帯にかかわらずすみやかに受診しましょう。
 呼吸困難のサインに注意し、次の症状があったらすみやかに小児科を受診しましょう。
  • 呼吸が多い
  • 呼吸が苦しそうなとき
  • 鼻がふくれたり縮んだりする呼吸
  • 息を吸うときに首の正面やあばら骨の間がへこむ呼吸
  • 肩で息をするような呼吸
  • うめくような呼吸
  • 激しくせきこむ・ 水分・食事がとれない

水分補給にきをつけます

 熱とせきにより脱水状態になることがあるので、十分な水分を与えましょう。一度に飲ませると、せき込んだときに吐いてしまうことがあるので、少しずつこまめに水分を与えましょう。湯ざまし、麦茶、乳幼児用イオン飲料などがよいでしょう。水分補給は、気道にうるおいを与え、痰がきれやすくなるという重要な効果があります。

安静が第一です

部屋の環境に気をつけましょう

 室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないようにしましょう。室温は秋から冬にかけては20℃前後、夏は26℃~28℃位が適温と言われていますが、基本的には大人が快適と感じる室温でよいのです。
 熱があるからと部屋を暖めすぎると室内が乾燥し、余計に辛くなることもあります。ときどき窓をあけ換気したり、ぬれタオルや洗濯物を部屋にかけて湿度を保つなど注意しましょう。加湿器を使う場合は、水をこまめに換えて清潔にしないと雑菌を部屋中にばらまいてしまうことになります。
 また、まぶしがるときは部屋を暗くします。

衣類に気をつけましょう

 熱が高い時は、布団をかけすぎたり、厚着にしないように気をつけましょう。
 背中に手を入れて汗をかいていたら着せすぎです。家の中でも厚着をさせる必要はありません。機嫌がよければ、普段着ている枚数で大丈夫です。
 熱が出始めるときは寒気から始まることが多いので、顔色も悪く手足も冷たいときは多めに着せてあげるか、毛布かタオルケットを1枚増やしてあげましょう。
 熱が下がってきたら、1枚ずつ少なくしましょう。

外来受診時の観察ポイント

 以下の点に注意をして、お医者さんに伝えましょう。メモをして行くとよいでしょう。
 母子健康手帳も忘れずに。
  • いつからの発熱か、その後の熱の経過は
  • 呼吸やせき、痰の状態
  • 症状は[機嫌、鼻水、便の状態、嘔吐(おうと)]
  • 何か薬を使ったか[いつ、何を]、お薬手帳があれば持参しましょう
  • 水分、食事はとれているか
  • おしっこは出ているか

注意事項

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注意事項

 マイコプラズマは、一般的に幅広く用いられる抗生物質が効かない場合もあります。かかりつけ医の指示通りに薬を服用しましょう。また、せきだけが長く続くことがありますので、かかりつけ医に相談しましょう。

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