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こども医療ガイドは、子供の病気や発熱・怪我、子育ての情報が簡単に見つかる、東京都管轄のWebサイトです。

風(ふう)しん[3日はしか]-解説-

基礎情報

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風しん[3日はしか]ってなに?

 風しんウイルスの感染による病気です。麻しん[はしか]に似た発疹が出ますが、3~4日で治るので「3日はしか」とも呼ばれています。しかし、麻しん[はしか]とは違う病気です。

緊急度は?

 たいていは軽い経過で終わります。

かかりやすい月齢/年齢は?

 主に子供がかかりますが、大人もかかります。

かかりやすい季節は?

 春から初夏にかけてです。

病気の特徴

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軽かったり、症状が出ない人もいます

 風しんウイルスの潜伏期間は、平均16~18日[14~23日]です。人にうつる期間は、発しんが出る7日前から発しんがでた後14日目頃くらい[特に発疹出現数日前から7日後]までですが、発疹が出ている時が最もうつりやすいです。
 かかっても症状がはっきりしない場合もあります。

発熱と同時に発疹が出現します

 2~3日の38℃前後の発熱と同時に発疹が出ます。発疹はあざやかな赤い色で顔から首、体、手足のように全身に広がりますが、3日前後で消えます。耳の後ろや首のリンパ節が腫れ、グリグリした感じになります。
 合併症としてまれに脳炎になることがあります。

原因・予防法・治療法

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原因・予防法・治療法

 風しんウイルスの感染による病気です。鼻や喉にいるウイルスがせきやくしゃみのしぶきにのって人にうつるといわれています。
 予防接種は生後12~24か月未満の間に1回と、小学校入学前の1年間に1回の計2回、麻しん・風しん混合ワクチンを接種します。1回目の接種は1歳を過ぎたらできる限り早く受けましょう。
 麻しん[はしか]よりは軽い経過です。自然に治りますが、熱などの症状を和らげる治療をします。発疹がかゆい時はかゆみ止めを使うこともあります。

対処法・家庭でのケア

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観察が大切です

<熱を測り、その他の全身の症状を正確に記録しましょう。>

     熱があるときは、朝・昼・夕方と1日3回測り、熱だけでなく、前回測定した時からの熱の上がり方[急に上がってきた、夕方~夜になると高熱が出る、など]に注意してみましょう。
  • 体温の測り方・・・脇の下は汗がたまりやすいのでよく拭き、ななめ前下の方から、脇の下の中央に体温計の先端がくるようにはさみましょう。
  • 体調のよい時に熱を測り、お子さんの平熱を知っておきましょう。
  • 観察のポイントは、発疹の状態、体温、顔色、機嫌、おしっこの量・色、食欲などです。
    おしっこの量が少なく、色が濃いときには水分を多めにあげましょう。
  •  眠気が強いとき、異常にぼんやりしているとき、けいれん、頭痛、吐くなどの症状があったら再度受診しましょう。

こんな症状がみられたらすぐにお医者さんへ

  • 痙攣したとき(至急)
  • 全身状態が悪くなったとき
  • 尿が濃くなったり量が減ったとき(水分を摂取しているにもかかわらず)
  • 呼吸が苦しそうなとき
  • 眠気が強いとき
  • 呼びかけても反応が弱いなど、異常にぼんやりしているとき
  • 首が硬直(こうちょく)して曲げにくいとき
  • 泣き止まないとき
  • 頭痛、吐いたとき

水分補給に気をつけます

 熱が高い時は脱水症状にならないよう、まめに水分を与えましょう。
 湯ざまし、麦茶、乳幼児用イオン飲料、経口補水液、うすめた果汁、野菜スープなど
 熱が高くて食欲がないときは、消化がよく喉ごしのよいやわらかいものにしましょう。お子さんの食べられるものを少しずつ与えます。
(例)おかゆ、うどん、市販の離乳食の利用など
        アイスクリーム、プリン、ゼリーなどを与えても大丈夫です。
○おかゆの作り方
 5分がゆは米1に対して水5~6の割合
 小さな土鍋を使うと簡単
 レトルトを使うと簡単

安静を保ちましょう

 なるべく室内で静かに過ごすことが大切ですが、無理に寝かせなくても大丈夫です。
 体が楽になるまで抱っこしたり、添い寝をしたりして、お子さんが静かに休めるようにしてあげましょう。
 体の抵抗力が下がっていますので、症状があるときは、外で遊ばせることは避けましょう。

部屋の環境に気をつけましょう

 室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないようにしましょう。室温は秋から冬にかけては20℃前後、夏は26℃~28℃位が適温と言われていますが、基本的には大人が快適と感じる室温でよいのです。
 熱があるからと部屋を暖めすぎると室内が乾燥し、余計に辛くなることもあります。ときどき窓をあけ換気したり、ぬれタオルや洗濯物を部屋にかけて湿度を保つなど注意しましょう。加湿器を使う場合は、水をこまめに換えて清潔にしないと雑菌を部屋中にばらまいてしまうことになります。
 また、まぶしがるときは部屋を暗くします。

衣類に気をつけましょう

 熱が高い時は、布団をかけすぎたり、厚着にしないように気をつけましょう。
 背中に手を入れて汗をかいていたら着せすぎです。家の中でも厚着をさせる必要はありません。機嫌がよければ、普段着ている枚数で大丈夫です。
 熱が出始めるときは寒気から始まることが多いので、顔色も悪く手足も冷たいときは多めに着せてあげるか、毛布かタオルケットを1枚増やしてあげましょう。
 熱が下がってきたら、1枚ずつ少なくしましょう。

清潔にしてあげましょう

 熱があり、せき・鼻水等症状がひどい時は、お風呂を控えましょう。お風呂は体力を消耗するため、症状が悪化することもあります。
 汗をかいたら蒸しタオルで体を拭いたり、こまめに着替えさせたりして気持ちよく寝かせてあげましょう。
 熱が下がり、機嫌がもどり、元気が出てくれば、シャワーを利用して体を清潔にしましょう。
 目やにがある時は、ガーゼでやさしくとってあげましょう。
 

電子レンジを使った蒸しタオルのつくり方・・・水で硬く絞ったタオルを耐熱用(たいねつよう)のジッパー付ビニール袋にいれ、1本1~2分加熱するとできあがります。

熱があるときでも無理に冷やすことはありません

 熱で、少しつらそうなら、気持ちがよいように冷やしてあげましょう。
 貼る冷却シートや氷まくらは、熱を下げる効果は期待できません。
 お子さんが嫌がらなければ額などに貼り付けて、冷たい感触で気持ちよくしてもかまいません。
 

保冷剤の小さいものや、氷を2、3個ビニール袋に入れてしっかりと口を結び、子供の靴下などに入れて、首すじや脇の下、足の付け根などにあててあげると熱が下がることもありますし、気持ちがよいです。

外出は十分休養をとってからにしましょう

 熱が下がったからといっても、発疹の出た後5日間ぐらいは人にうつしやすいため、外出するのは避けましょう。
 学校保健安全法及び保育所における感染症対策ガイドラインにより、発疹が消えるまで出席停止となります。登園・登校時に、治癒証明書等の提出が必要になる場合が多いので、保育園や学校等に確認し、かかりつけ医に相談しましょう。

外来受診時の観察ポイント

 以下の点に注意をして、お医者さんに伝えましょう。メモをしていくとよいでしょう。
 母子健康手帳も忘れずに。
  • いつからの発熱か、その後の熱の経過は
  • 症状は[機嫌、せき、鼻水、便の状態、嘔吐(おうと)、発疹]
  • 何か薬を使ったか[いつ、何を]、お薬手帳があれば持参しましょう
  • 水分や食事はとれているか
  • 家族やお友達など周囲で流行している病気はないか
  • おしっこは出ているか

注意事項

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妊婦さんは要注意!

 注意しなければならないのは妊娠4か月以内の人です。妊娠4か月以内の妊婦さんが風しんにかかると、胎児に先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)という目や聴力や心臓の病気が起こることがあります。
 妊娠を希望する人でかかったことが無い人は予防接種を受けておきましょう。

まめ知識

先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)

 白内障、難聴、動脈管開存(どうみゃくかんかいぞん)が主な症状です。白内障は瞳にあたる部分が白くにごるものです。難聴は聞こえに関係する神経が影響を受けることによります。心臓と血管の奇形もみられ、動脈管開存(どうみゃくかんかいぞん)は血管の異常です。心臓に穴が開いている病気もあります。

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